社労士試験に限らず、資格試験に合格するには
過去問の攻略は必須です。
過去問から、これまでの出題の傾向、
繰り返し問われる論点等、重要な情報が
山のように得られます。
過去問の、ひとつひとつの選択肢のどこが
誤っていて正しいのは何かということまで
分かるようになれば、試験合格にかなり
近づいたといえるでしょう。
試験までに、最低でも過去5年分の過去問を
この状態までやりこんでおくのが理想です。
もし、過去問で理解できないところがある
ような状態であれば、試験までに必ず
理解できるようにしておきましょう。
社労士試験では、他の試験でたまにある、
ほとんどの受験者が答えられないような
いわゆる『捨て問』はありません。
(選択式ではたまにありますが…)
本番の試験で過去問と同じような出題をされ、
他の受験者は簡単に答えているのに
自分はその問題を落としてしまった…。

そんなことになったら悔しくないですか?
社労士試験は相対評価ではないにしろ、
合格者が例年だいたい同じになるような
難易度で試験問題は作られ、合格基準点も
それによって多少上下します。
つまり、ほとんどの受験者が答えられる問題が
分からないようでは、試験に合格するのは
難しいかもしれません。
社労士試験に合格したいのであれば
過去問は必ず攻略しておきましょう!
過去問のすすめ方
試験合格のためには、過去問がとても重要
ということが分かっていただけたかと思います。
しかし、最初に過去問を見たときには、
問題の難しさに驚いてしまうかもしれません。
テキスト等で内容を一通り勉強してある程度
理解したつもりでいても、実際に過去問に
取り組んでみると、思っていた以上に
分からないところだらけだったりします。
「やっぱり試験合格は無理かもしれない…。」

あまりの難しさに、勉強を諦めてしまう人も
いるかもしれません。
しかし過去問が解けないからと言って
諦めてしまうのは早すぎます。
そもそも、基礎内容を勉強しただけで
試験問題が解けるなら、社労士試験の
合格率が6%程度のわけがありません!
最初は過去問が解けなくても大丈夫です。
まずは過去問を『解く』のではなく、
『読む』ことで進めていきましょう。
これは問題を読んで、分からなければ
すぐに解説を読むという進め方です。
ちゃんと問題を解かないと意味がないのでは?
と疑問に思う人もいるかもしれません。
しかし今の段階で必要なのは、『問題を解く』
ことではなく『試験本番で問題を解ける
実力をつける』ことです。
そのためには過去問の一つ一つの問題を
一生懸命に考えるよりも、分からないところは
すぐに解説を読んで次に進んでしまう方が
よっぽど効率的に進めることができます。

過去問は1回解くだけで終わりではありません。
2回目、3回目と解いているうちに
解説を見なくても、自分で問題を解くことが
できるようになっていきます。
単に『〇』『×』を判断するだけでなく、
なぜその選択肢が『×』になるのかが分かれば
類似する問題にあたったときも同じ理屈で
難なく回答することができるようになります。
まとめ
過去問を攻略することは、資格試験に合格する
ためには切っても切り離すことはできません。
過去問を難なく回答できるようになれば、
本番の試験にもそこまで苦しむことはないはずです。
反対に、過去問をあまり理解できないまま
本番の試験に挑むことになれば、同じように
試験問題も理解できずに、残念な結果に
終わってしまうことになるでしょう。
過去問は『解く』ことを目標にするのではなく
解説を『読み』、繰り返し問題を解くことで、
最終的に『理解できる』ようにしましょう!
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